2006/9/11 市議会9月定例会本会議にて一般質問 1.競馬場跡地活用問題について (1) 進捗状況に対する市民への説明責任 2.職員のモラルと人事について 3.環境行政・環境教育について
4.人口増加策について |
Q1)競馬場跡地活用問題について (1) 進捗状況に対する市民への説明責任 <質問内容> 去る7月19日に開かれた第2回両毛鴻志会タウンミーティングで、 「我々には情報が伝わってこない。情報がなければ考えることもできな い。市民にもしっかりと情報を伝えるべき」との声があった。 市当局はこのような市民の声があるなかで、大学誘致問題や日赤移転 問題について、現状で説明責任を果たしていると考えているのか。 <答弁> これまでも議会に報告するなど、説明責任は果たしていると考えてい るが、あしかがみや市のホームページ等でも情報を伝えていくようにし ていきたい。 <コメント> 市長は「議会制民主主義」という言葉を用い、議会に説明すればそれ で説明責任は果たしたとの態度を以前からとり続けている。しかし、実 際のところ、市民に情報を伝えるのは容易なことではない。だからこそ いろいろな手段を使うべきである。 ▲ 先頭に戻る |
Q2)職員のモラルと人事について (1) 職員の不祥事とその対応 <質問内容> 岐阜県庁の裏金問題をはじめ、最近公務員の不祥事に関する報道が目 立っている。特に先月下旬、福岡市で起こった市職員による飲酒運転事 故は、3人の幼児を死亡させるという痛ましいものだった。また、その 後も今月2日には大分県職員、9日には姫路市職員が飲酒運転事故を起 こしている。 本市における酒気帯びや飲酒運転による検挙・事故の事例はどの程度 あり、どのような対応をとっているのか。 <答弁> 過去10年間で4件あり、訓告1件、減給2件、諭旨免職1件である。 また今年4月に飲酒運転に対する処分の厳格化を行った。 <コメント> 本市は飲酒運転で免職か停職となるが、飲酒運転は即免職とするとこ ろも出てきている。今後さらに厳しい処分も検討してもらいたい。 (2) やる気を促す人事 <質問内容> 過日両毛鴻志会で視察してきた八戸市は、自然エネルギー利用の先進 地である。しかし、地域新エネルギービジョン担当はたった1人で、先 進地である理由は、この職員の働きによるところが大きい。 職員の自由な発想の芽を伸ばすことができれば、市にとっては大きな 力となる。しかし、本市では職員提案も年々減少傾向で、やる気を促す 体制になっていないのではないか。 <答弁> 本年度から課長職昇任試験制度を設けるなど、やる気を促すための新 たな試みも行っている。今後も試行錯誤を重ねながらその維持向上に努 めていきたい。 ▲ 先頭に戻る |
Q3)環境行政・環境教育について (1) 新エネルギー導入に対する姿勢 <質問内容> 足利市環境基本計画では、化石燃料等によって生ずる温室効果ガスの 削減率を平成24年度までに平成2年度比マイナス6%を掲げている。 その実現のために新エネルギー導入を考えているようだが、具体的な導 入計画はどのようになっているのか。 <答弁> 現在は住宅用太陽光発電設置の補助を行っている。公共施設への設置 については、費用対効果を考え推進していきたい。また、小水力発電に 関しては平成21年度から調査費が計上される予定である。 <コメント> 残念ながら具体的な導入計画はできていないようで、マイナス6%と いった目標達成も厳しいように思える。今後も行政が積極的になるよう 働きかけたい。 (3) 足利工業大学との連携 <質問内容> 足利工業大学が財団法人「社会経済生産性本部・エネルギー環境教育 情報センター」からエネルギー教育に関する研究・実践を推進する地域 拠点大学に選ばれた。行政等と連携して「足利エネルギー・環境教育研 究会」を立ち上げるとあるが、具体的にどのように関わっていくつもり なのか。 <答弁> 行政はオブザーバーとしての参加となるが、「足利エネルギー・環境 教育研究会」には積極的に関わっていきたい。 ▲ 先頭に戻る |
Q4)人口増加策について (1) 定住化を促す具体策 <質問内容> 日本はすでに人口減少社会に突入したと言われている中、全国各地の 自治体で人口増加策や定住化策を打ち出している。過日会派視察で訪れ た函館市もそのひとつで、本年度からは団塊の世代をターゲットにした 取り組みも行っている。 企業誘致も人口増加策のひとつではあるが、住んでもらうことを主眼 においた施策について、当局ではどのように考えているのか。 <答弁> 足利インタービジネスパークや西久保田工業団地などの企業誘致によ る雇用創出や、交通アクセスの利便性向上、競馬場跡地活用、さらに、 IターンUターン誘導施策としての市民農園など、各施策の相乗効果に よる取り組みを行っている。 <コメント> 函館市では民間マンションを借り上げ、1週間から1ヶ月間住んでも らう「おためし暮らし」を行っている。本市では市営の中橋ハイツが空 いている(直近データでは64戸中20戸空き)。これらを利用するこ とも考えられる。 また、地震や台風などの自然災害に強い、学問のまちとしての生涯教 育等の充実、いつでも東京に遊びに行ける距離など、本市の魅力を再度 考え、住んでもらう施策を今後も研究していきたい。 ▲ 先頭に戻る |