2007/12/10 市議会12月定例会本会議にて一般質問 1.旧西小学校跡地の活用について (1) 現在の利用状況 (2) アンケート調査の扱い方 2.将来の足利市について |
1.旧西小学校跡地の活用について (1) 現在の利用状況 <Question> 暫定利用となってからの校庭・校舎・体育館の利用状況はどうなって いるのか。 <Answer> 地元の管理委員会によるデータでは、平成18年度、校庭が146日、 校舎が40日、体育館が220日となっている。 <Question> 体育館の220日は年間の約6割で、暫定利用としてはよく利用されて いるといえる。さらに校庭についても146日は年間約4割だが、これは 団体利用の数字で、個人的にボール遊びなどで使われている場合はカ ウントされていない。これを入れるとほぼ毎日使用されていると思わ れる。跡地利用については、平成13年度の検討結果報告や和解条項に 加え、こうした現状も考慮した上で検討すべきではないか。 <Answer> 庁内の検討会議では、そうしたことを考慮すべきかどうかといった 先見情報を入れずに検討したい。 (2) アンケート調査の扱い方 <Question> 地元住民全戸を対象にしたアンケート調査を実施するとのことだが、 その結果をどのように扱うのか。 <Answer> まずは地元の皆様の意見を伺うためにアンケート調査を実施する。 その結果については議会へも報告し、さらに跡地活用検討委員会の参 考資料とする。 <Question> アンケート調査の結果や跡地活用検討委員会のメンバーなどについ ての情報は、情報公開の対象となりうるのか。 <Answer> アンケート調査の調査用紙は個人情報を伏せた上で情報公開の対象 となる。委員会のメンバーについてもしっかりと情報公開をしていき たい。 <Question> アンケートを実施したところで、財政的な理由で何もできない可能 性も考えられる。旧相生小学校跡地利用の生涯学習センターでは、 3億数千万円の予算がついたが、今回の跡地利用でも同等の予算規模 と考えていいのか。 <Answer> 予算規模も含め、跡地活用検討委員会の答申を待ちたい。 ▲ 先頭に戻る |
2.将来の足利市について (1) 人口減少時代への対応 <Question> 本市では長年人口減少傾向に歯止めがかかっていない。年齢構成別 にみると、特に低年齢層が少なく、高齢者が多いといった実態がある。 こうした実態をふまえ、低年齢層を増やす施策は考えているのか。 <Answer> 本市の人口減少は長年続いているが、今年に入って明るい兆しもみ えてきた。人口増加の施策として企業誘致なども行っているが、本市 への転居といった形で成果が見える段階までにはまだ至っていない。 <Question> 低年齢層を増やすために、足利学校のあるまちとして、子育てや教 育を最重点とする一点集中型の施策転換を考えてもいいのではないか。 <Answer> 行政は広範囲にわたるので、それだけというわけにはいかない。 <Question> もちろん、そんなことはわかっている。どれだけ重点を置くかとい うことである。太田市では太田アカデミーが全国的な話題にもなった。 その善し悪しは別として、話題性のある施策も考えていいと思う。 例えば、小規模校の第一中学校と隣接する足利工業高校に理数系に特 化した一貫教育クラスをつくり、「本市からノーベル賞受賞者を」と 夢ある施策を考えてもいいのではないか。 <Answer> 足利工業高校は県立なので、市単独でできることではないが、一案 として承っておく。 <Question> 足利学校からの発信という視点からは、例えば今地球的な規模で問 題になっている地球環境をテーマに「子供環境サミット」などを足利 学校で開催し、全国に教育のまち足利を発信するなどはどうか。 <Answer> 本市の葉鹿小学校は、環境への取り組みで世界水フォーラムで発表 している。しかし、話題性としてはあまりなかったといえる。話題性 も含め、いろいろと検討していきたい。 <Question> 市民憲章に足利は伸びゆくまち、希望にみちたまち、とある。しか し、人口減少が続き、昔は成績上位者が流入していた高校においても、 今は流出している。こうした現状で伸びゆくまち、希望にみちたまち、 とは本音では言えない。それを打破するために行政職員も我々議員も 頑張っているが、なかなか打開できないでいる。今こそ、子供から高 齢者まで市民全員で打開策を考えるときではないか。そのために子供 たちに意見を聞くのも一案と思うがいかがか。 <Answer> 小学校、中学校で将来の足利などについて作文してもらう機会はあ る。何分子供の考えなので非現実的なものも多いが、その中からこれ は!と思える意見を見つける努力は今後も続けていきたい。 (2) 両毛広域を考えた足利赤十字病院の位置づけ <Question> 医師不足や将来の両毛広域を考えたときに、病院どうしでの機能分 担なども広域的に考え、足利赤十字病院の将来像も考えるべきではな いか。 <Answer> 県境、さらに医療圏というものがあり、その圏内で全体の医療のあ り方を整備している現状がある。特に県境をまたいだ交流は難しいと ころもあるが、県外から足利赤十字病院へくる患者も多いといった現 実もある。将来のあり方については市長レベルでいろいろ話し合って いきたい。 ▲ 先頭に戻る |