2008/6/13 市議会6月定例会本会議にて一般質問


   1.広域医療と足利赤十字病院の移転問題について
    (1) 両毛広域医療連携調査研究会
    (2) 優秀な医師等の確保に向けた市の取り組み
    (3) 跡地問題と中心市街地活性化

    2.旧西小学校跡地活用について
    (1) 旧西小学校跡地活用アンケート地元報告会の実施をうけて
    (2) 跡地活用の可能性
    (3) 新しい事業を進めるうえでのプロセスのあり方




  1.広域医療と足利赤十字病院の移転問題について

   (1) 両毛広域医療連携調査研究会
    <Question>
      広域医療連携の必要性について、昨年12月議会で提案したところ
     否定的な答弁をいただいた。しかし、たった半年でこの研究会が発足
     したわけだが、どのような変化があったのか。

    <Answer>
      医療圏や県境などのさまざまな問題があるものの、4/16,17の両毛
     市長会において他市から提案があり、六市合意のもと研究会の発足に
     至った。

    <Question>
      研究会で何らかの結果を出すのは、難しい面もあるかと思うが、地
     域医療が抱える問題点を、六市が一体となって、県や国に制度の改正
     などをアピールするところまで持っていくべきではないか。

    <Answer>
      研究会が進む中でいろいろと可能性を検討していきたい。

   (2) 優秀な医師等の確保に向けた市の取り組み
    <Question>
      充実した医療環境を整えるのは、優秀な医師や看護師の確保のみな
     らず、理学療法士や作業療法士、言語療法士などの人材確保も大切か
     と思う。人材確保についての市としての支援策は考えられるか。
    <Answer>
      人材確保については各病院が当事者となるため、直接的に市が関与
     することは難しい面がある。

   (3) 跡地問題と中心市街地活性化
    <Question>
      移転した場合の跡地は、中心市街地活性化において、重要な位置を
     占めるかと思われる。以前も質問したが、何らかの進展はあったのか。
    <Answer>
      新しい中心市街地活性化基本計画を策定中であり、大きな進展はな
     い。にぎわいの創造や居住者増、観光文化の面などから多角的に検討
     している。
    <Question>
      足利日赤のようにサラ地でなく、建物も含めての売却を、他の日赤
     で行った事例はあるのか。建物も含めての売却は難しいのではないか。
    <Answer>
      他は皆サラ地での売却のようである。建物も含めての売却は、サラ
     地に比べて難しい面もあるかもしれないが、足利日赤では売却先を探
     している段階である。

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  2.旧西小学校跡地活用について

   (1) 旧西小学校跡地活用アンケート地元報告会の実施をうけて
    <Question>
      アンケートの回収率が低かったわけだが、再度アンケートを行うべ
     きとの意見に対しては、どのように考えているのか。また、アンケー
     トという方法以外で地元住民から意見を聞く考えはあるのか。
    <Answer>
      再度アンケートを行うかどうか、また、別の方法で地元住民から意
     見を聞くかについては、地元自治会とも話し合い検討する。

   (2) 跡地活用の可能性
    <Question>
      国の補助金を利用した施設の転用や処分については、規制緩和の方
     向にあるが、旧西小施設も転用や処分の可能性があるのか。
    <Answer>
      跡地利用についてはこれから話し合う段階であり、その点について
     は可能性についても言及できる段階ではない。
    <Question>
      地元報告会では、予算上すぐできることと時間をかけて行うことを
     分けて考える可能性について言及していたが、すぐできることの予算
     はどの程度と考えているのか。
    <Answer>
      そのように分けてやるべきかどうかについても、まずは今後つくら
     れる跡地活用検討委員会のなかで話し合ってもらい、判断していただ
     こうと考えている。
    <Question>
      暫定利用における現在の利用状況や、地域の避難場所に指定されて
     いる事実も無視できないと思うが、これらのことはどの程度考慮する
     のか。
    <Answer>
      検討委員会の検討材料(資料)のひとつとして考えたい。

   (3) 新しい事業を進めるうえでのプロセスのあり方
    <Question>
      行政が新しい事業を進める際に、既にどうするかは決まっていて、
     市民への意見募集や検討会などは形式のみといったあきらめの声を聞
     くことがある。今回はそうした行政不信を払拭するチャンスでもあり、
     これまで以上の情報公開や、新たな手法で広く意見募集をすることを
     考えてはみてどうか。
    <Answer>
      地元住民のアンケート調査や庁内検討会議での活用案を検討材料と
     して、検討委員会での検討という進め方を考えている。
    <Question>
      市民の中には具体的に活用案を考えている方もいる。これまでのや
     り方なら、議員や役所職員への根回しで何とかしようとするであろう。
     しかし、今回は公平性の面からも、検討委員会で活用案の公募を行い、
     庁内検討会議の活用案も一案として検討する新しい手法で進めてはど
     うか。また、その際、どのような活用案があるのか市民にもわかるよ
     うに傍聴できるようにしてはどうか。
    <Answer>
      それらのことも跡地活用検討委員会のなかで話し合っていきたいと
     考えている。

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