2009/9/8 市議会9月定例会本会議にて一般質問


   1.マニフェスト型の選挙について
    (1) 市長選挙におけるマニフェストの検証
    (2) 議会との関係
    (3) 公共施設のあり方

    2.環境施策について
    (1) ごみ袋無料化とごみ減量
    (2) 自然エネルギーの利用

   3.中心市街地活性化について
    (1) 足利赤十字病院移転後の跡地利用
    (2) 土地区画整理事業との関係
    (3) 旧西小学校の跡地活用

   4.各種行政委員会について
    (1) 委員会の意義




  1.マニフェスト型の選挙について

   (1) 市長選挙におけるマニフェストの検証
    <Question>
      マニフェストは市民との契約であり、その達成度の検証も必要であ
     る。約70項目にも及ぶ公約の評価方法に関する所見を伺いたい。

    <Answer>
      任期の4年が経ったところで、マニフェストの達成度について市民
     の皆様から審判を仰ぐことになる。

    <Question>
      任期半分の2年で達成度を自己評価し、あしかがみや市のホームペ
     ージで市民の皆様に示したらどうか。
    <Answer>
      マニフェスト達成度の評価については、年4回の市議会でも市民の
     皆様にお示しすることにもなる。任期半分の2年における自己評価に
     ついては、今後検討してみたい。


   (2) 議会との関係
    <Question>
      市長選挙では、議員定数を市民の皆様に決めていただき、それを議
     会に提案するといった約束もされている。しかし、6月議会の答弁で
     は「議会の動向を見守りたい」とトーンダウンしてしまった感がある。
     議会の動きとは別に公約を果たすべきと考えるが、所見を伺いたい。
    <Answer>
      市民の意見も考慮して、議会改革のなかで議員が自ら決めていただ
     けるものと考えている。
    <Question>
      6月議会には多くの傍聴者が訪れた。議会に対してより多くの市民
     に関心を持ってもらうことは、まちの発展にもつながっていくと思わ
     れる。現在、議会はケーブルテレビにより中継されているが、インタ
     ーネットによる中継が実現すれば、これまで以上に多くの市民が議会
     の様子をみることができるようになる。情報公開の推進といった点か
     らもインターネットによる議会中継を実施すべきと考えるが、所見を
     伺いたい。
    <Answer>
      こちらも議会改革の検討事項と聞いている。議会改革のながでイン
     ターネットによる議会中継を決めていただければ、予算の確保に努め
     たい。

   (3) 公共施設のあり方
    <Question>
      公共施設の将来的経費を試算し、市民に情報公開をした上で、公共
     施設のあり方を市民と共に考えるべきではないか、といった趣旨の質
     問を昨年の9月議会で行った。そのときは前向きな答弁は得られなか
     ったが、人口減少社会においてやはり考えるべきことではないかと考
     えている。新市長の所見を伺いたい。
    <Answer>
      財政健全化計画に基づき、歳入の確保と経費の節減をするとともに
     議員が提案するように、市民の意見も採り入れた新たな手法も視野に
     入れて、今後の公共施設のあり方を考えていきたい。

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  2.環境施策について

   (1) ごみ袋無料化とごみ減量
    <Question>
      ごみ袋無料化は先の選挙における争点のひとつでもあった。6月議
     会における市長答弁は、無料化の実施について来年春に結論を出すと
     いった主旨であったと理解している。これも公約からはかなりトーン
     ダウンをしてしまった感がある。来春から無料化を実施するのか否か、
     あらためて伺いたい。
    <Answer>
      確かに選挙公約ではあったが、昨年度に比べ今年度はごみ排出量が
     増加傾向にあり、また、6月議会では圧倒的な議員が無料化に難色を
     示していた。無料化をするかどうかについての結論は、もう少し先に
     したい。

    
<コメント>
      圧倒的な議員の反対があったとは私には思えない。できない理由を
     議会やごみ排出量が増えているといった、自分以外の所にもっていこ
     うとしているように感じた。
      市民は「ごみ袋が無料化してもごみ減量が実現する」といった市長
     の施策を期待しているのではないか?横浜市はごみ袋を有料化せずに
     ごみ削減に成功している。市長自身選挙中は「ごみ削減のためには有
     料化の前にやることはまだある」といっていた。まずは、ごみ無料化
     でもごみを削減するアイデアを議会に示し、議会の理解を得てごみ無
     料化の公約を果たすべきではないか。
      ちなみに私からは「市長自ら先頭に立って各自治会レベルで市民の
     皆様に直接ごみ削減と分別収集の徹底をお願いする」ことと「生ごみ
     の堆肥化の促進」などを提案した。

   (2) 自然エネルギーの利用
    <Question>
      小水力発電については、本県の宇都宮市でも水道送水管の高低差を
     利用した発電事業を今月から導入するとの報道がされている。また、
     農業用水等を利用した先進事例もある。本市における小水力発電の導
     入については、これまでも議会質問を行ってきた。新市長の所見を伺
     いたい。
    <Answer>
      農業用水の利用については、みくりや用水では高低差がなく、本市
     には適地が見つからない。また、水道送水管の利用については、費用
     対効果や市民へのPR効果がある場所での設置が可能かどうか、情報
     収集を行いたい。
    <Question>
      足利・名草ふるさと自然塾では、拠点となる古民家の移築が決定し
     た。ここでも自然をキーワードに古いものと新しいものの活用として、
     自然エネルギー利用の可能性を議会質問で行ってきた。この点につい
     ても新市長の所見を伺いたい。
    <Answer>
      小水力、風力、太陽光、いずれの方法でも費用対効果の面で難しい。

    
<コメント>
      エコツーリズムとして、他との差別化を図って首都圏からお客を呼
     びたいというのが、私の考え方である。したがって、古民家の電力を
     賄うという発想ではない。私からは足工大と協力して、国や企業の補
     助金を利用し、研究目的で始めることなどを提案した。

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  3.中心市街地活性化について

   (1) 足利赤十字病院移転後の跡地利用
    <Question>
      6月議会では足利赤十字病院移転関連の質問も多くあった。しかし、
     移転後跡地となる現在がどうなるかも、今後の本市発展において重要
     な問題といえる。現時点における跡地利用の考え方を伺いたい。
    <Answer>
      これまでの議会答弁同様に、足利赤十字病院の所有なので、現時点
     での市の考え方を示すことはできない。しかし、平成23年7月の全
     面移転(予定)後の跡地利用が決まるまでの期間はできるだけ短くし
     たい。また、今後の動向については、地元の皆様にも適宜情報提供を
     行って不安の解消に努めたい。

   (2) 土地区画整理事業との関係
    <Question>
      足利日赤が移転してしまうと、中心市街地の空洞化に拍車がかかっ
     てしまうことは、容易に想像できる。また、大日西地区および中央地
     区の土地区画整理事業は事実上、先送りする方針のようだが、中心市
     街地の空洞化に対してどのように対応するつもりなのか伺いたい。
    <Answer>
      事業は休止によりハード面での整備が難しくなるので、今後はソフ
     ト面での活性化を図っていきたい。また、域内の個人宅への配慮も考
     えていきたい。

   (3) 旧西小学校の跡地活用
    <Question>
      7月24日に織姫公民館で行われた旧西小学校跡地活用についての意
     見交換会では、結果報告だけではなく、中間報告もやってほしい旨の
     発言が多数あった。この点について、それを実行する考えはあるのか
     伺いたい。
    <Answer>
      検討委員会のなかで話し合ってもらい決めていただく。

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  4.各種行政委員会について

   (1) 委員会の意義
    <Question>
      各種行政委員は市民から選ばれている。しかし、年1回しか会合が
     開かれない委員会もあり、参加した委員から委員会の存在意義に対す
     る疑問の声もあがっている。あらためて各種行政委員会の意義につい
     て伺いたい。
    <Answer>
      確かに年1回しか開かれない委員会もある。委員会の存在意義は、
     各委員会ごとに異なる面もあるが、そのあり方については、あらため
     て検討したい。

    
<コメント>
      各種委員会は、やり方次第で市の活性化に貢献すると思われる。私
     からは委員公募を増やす方法として、市長から公募のお願いをするこ
     とや、定年退職後の市民の方々にお願いすること、会の開催日時の工
     夫などを提案した。

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