2009/12/9 市議会12月定例会本会議にて一般質問 1.人口減少社会の都市経営について (1) 持続可能な社会への転換 (2) 交流人口増加策 2.地域医療のあり方について (1) 医薬分業 (2) 医療費の抑制と健康増進策 3.環境施策について (1) ごみ袋指定制 |
1.人口減少社会の都市経営について (1) 持続可能な社会への転換 <Question> 全国的に人口減少社会に突入した日本で、持続可能なまちづくりに ついて、市長はどのように考えているか。 <Answer> 足利市の特性を生かした文教・医療・福祉都市を目指したい。 <Question> コンパクトなまちづくりとして、各地域コミュニティを単位とした まちづくりを考え、それらを有機的に結びつけるネットワーク型コン パクトシティを考えてみたらどうか。 <Answer> 人口減少に伴って、市役所もコンパクトにする必要がある。また、 市営住宅なども縮小や民間委託による市の負担軽減を考えていきたい。 <Question> 自主財源の確保として、焼却場の廃熱による発電施設の導入なども 積極的に考えるべきではないか。 <Answer> 初期投資の問題があるものの、後年度には市の財源確保につながる ものなので、検討してみたい。 (2) 交流人口増加策 <Question> 交流人口を増やすことは、地域経済の活性化につながるが、その増 加策について伺いたい。 <Answer> 農業体験や足利学校での合格祈願、さらに論語素読会などにより、 交流人口を増やしていきたい。 <Question> 足利はそばでもある程度有名だが、他との差別化やリピーターをつ くる策として、そば職人のまちと銘打ったらどうか。また、素人によ るそば打ちコンテストなども開催し、将来的には名実共にそば職人の まちにしていくのはどうか。 <Answer> 他との差別化は重要であり、そば職人のまちという切り口は注目し たい。 ▲ 先頭に戻る |
2.地域医療のあり方について (1) 医薬分業 <Question> 医薬分業に対する市長の所見を伺いたい。また、かかりつけ薬局の 推進に関する考え方を伺いたい。 <Answer> 医師と薬剤師がそれぞれの専門性を生かすことや、医療事故の削減 の展からも医薬分業が果たす役割は大きい。 (2) 医療費の抑制と健康増進策 <Question> ジェネリック(後発)医薬品を普及させることは、医療費の抑制に もつながると思うが、本市の対応を伺いたい。 <Answer> 我が国におけるジェネリック医薬品の普及は進んでおらず、普及率 があがれば、患者だけでなく、国民保険の負担軽減にもつながる。国 や県に歩調を合わせて普及を進めたい。 <Question> ジェネリック医薬品の普及や、かかりつけ薬局を推進させるために、 敬老会などで普及活動を行ったらどうか。 <Answer> 高齢者への啓発は大切なので、今後導入に向けて考えていきたい。 <Question> 本市で行っている高齢者元気アップトレーニング事業も、元気な高 齢者を増やし、医療費軽減につながる事業と考えている。さらに、普 及させるために追跡調査を行い、しっかりとしたデータをとることも 必要ではないか。 <Answer> 元気アップトレーニング教室終了後は、サークル化などで継続して もらうようにしている。続けた人と途中でやめてしまった人とで、ど れだけ差が出るかについての追跡調査は、今後考えていきたい。 ▲ 先頭に戻る |
3.環境施策について (1) ごみ袋指定制 <Question> ごみ袋の価格を下げ、有料化は継続する方針が示されているが、あ らためて、ごみ削減とごみ袋指定制に対する考え方を伺いたい。 <Answer> ごみ袋有料化により、3年度のごみ削減目標は1年ですでに達成さ れた。しかし、2年目の本年度はやや増加傾向にある。今回の価格改 定は市民負担軽減のためであり、ごみ減量化は、さらなる啓発により 進める。 <Question> 分別回収も大切だが、ごみ削減には排出抑制、繰り返しの使用のほ うが、先にすべきことである。これらに対して、市民だけでなく企業 の協力も得ながら、何ができるのかもっと考えるべきではないか。 <Answer> 確かにその通りであり、リサイクルのまえにリユース、リデュース の施策を考えていきたい。 ▲ 先頭に戻る |