2010/9/10 市議会9月定例会本会議にて一般質問 1.地域コミュニティについて (1) 地域コミュニティに対する本市の考え方 (2) 中心市街地における対策 2.旧西小学校跡地活用について (1) 今後のスケジュールと予算 (2) 全市的な視点に立った考え方 3.教育行政について (1) 中学校における小規模特認校 (2) 子宮頸がん予防ワクチン接種 |
1.地域コミュニティについて (1) 地域コミュニティに対する本市の考え方 <Question> 本市を町内単位で見たとき、65歳以上が50%以上を占めるいわ ゆる限界集落に相当する町内、またはそれに準ずる町内はあるのか。 <Answer> 旧市内の昌平町と井草町が50%以上になる。また、40%以上の 町内は旧市内を中心に8町内ある。 <Question> 昌平・井草・大門通では高齢化と人口減により、民生委員を交代で 担当しているという。これも地域コミュニティを維持していくひとつ のやり方と思う。他の町内で同様に助け合っているところはあるのか。 <Answer> 現時点では、この3町内以外聞いていない。 (2) 中心市街地における対策 <Question> 中心市街地では足利赤十字病院が移転してしまうと、ますます人口 減と高齢化が進んでしまう恐れがある。市としての現時点での対応策 は何か。 <Answer> 土地区画整理事業が休止しているため、高齢者用の住宅建設などの ハード面での対応は困難な状況になっている。ソフト面での対応を考 えている。 <Question> 土地区画整理事業で先行取得した土地が使われずにいる。せめて住 民が使えるようにはならないのか。 <Answer> 国の補助金がらみのため、個人に貸し出すことはできない。しかし、 一部の空き地は地元団体に貸し出し、駐車場などに利用されている。 また、他の場所についても、観光客の休憩場所などに利用できないか 検討してみたい。 コメント) 足利赤十字病院の移転は旧市内(中心市街地)に大きなダメージを 与える恐れがある。病院側にも跡地となる場所の活用案を早く提示し てもらいたい。 ▲ 先頭に戻る |
2.旧西小学校跡地活用について (1) 今後のスケジュールと予算 <Question> 先月30日に地元代表者を対象とした説明会が行われたようである が、今後のスケジュールと予算確保の見通しを伺いたい。 <Answer> 来年度からはじまる後期の第6次足利市総合計画のなかで実現して いきたい。予算は市単独予算となるため厳しいところはあるが、しっ かりと確保していきたい。 <Question> 先日開いたオープンミーティングでは、始まったものの予算が取れ ないため、事業が休止してしまうことを懸念する声があった。その点 は大丈夫か。 <Answer> 事業を始めた場合は、完成まで継続して行うつもりである。 (2) 全市的な視点に立った考え方 <Question> 今回の活用案について、全市的な視野に立った場合のメリットは何 であると考えているのか。 <Answer> 子育て支援センターとファミリーサポートセンターの移転により、 子育て環境がよりよくなる。また、高齢者の元気アップ機能は地元中 心まもしれないが、学習室や観光休憩所も全市的な活用といえる。 <Question> バス駐車場の位置は観光客の利便性を考えるなら、現在の案ではな く、プールがある南側のほうがふさわしいのではないか。 <Answer> 南側の駐車場も、観光バスの駐車場として臨機応変に対応していき たい。 ▲ 先頭に戻る |
3.教育行政について (1) 中学校における小規模特認校 <Question> 平成18年12月議会で小規模特認校導入を求め質問した際は、当 時の教育長から「公平であることを教育方針とする本市にそぐわない 施策」と却下された。しかし、今回導入となった理由は何か。 <Answer> 昨年度、小規模特認校のあり方検討委員会が協議し、現在導入に向 けて進んでいる。小規模校は教科によっては専門の先生がいないこと もあり、他校との公平性も考えてきた。 コメント) 小規模校が教員や部活動の点などで、すでに公平性が保たれていな いことは平成18年に私が指摘している。今回はそれも制度導入理由 のひとつとしていることは、教育委員会の姿勢に矛盾があることを証 明している。何とも腑に落ちない。 (2) 子宮頸がん予防ワクチン接種 <Question> 今回のワクチン接種事業はあまりにも急だったと思う。人の命に関 することなのだから、推進派の意見だけでなく、懐疑派の意見も含め 情報を十分吟味した上で事業を進めるべきではなかったのか。 <Answer> 確かに急な話だったため、もう少し慎重であるべきだったかもしれ ない。 <Question> 保護者・児童に配られた製薬会社制作のビラには、子宮頸がんによ る死亡人数などが水増しされている可能性もある。データの出典が明 記されておらずメディアリテラシーの点からも問題がある。そのよう なビラを説明に使っていたことは問題があるのではないか。今回の事 業に関してはこの点も含め、教育委員会として再度議論して欲しい。 <Answer> いろいろ指摘された点を含め、再度検討してみたい。 コメント) このワクチン接種の公費助成は「政治家のパフォーマンス利用」と いわれることもある。確かに芸能人がマスコミに登場し、夏の参院選 でも話題となった。そうしたマスコミの煽動に流されている感がある。 ワクチン公費助成については、ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンなど、 国としての公費助成が認められていない他のワクチンも含め、科学的 な根拠による助成のあり方を考えるべきである。 ▲ 先頭に戻る |