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2007.06.12 市販で入手できる薬品を原料に爆発物を製造
警視庁公安部は11日、市販の薬品を原料に爆発物の過酸化アセトン(TATP、トリアセトントリパーオキサイド)を製造したなどとして、爆発物取締罰則違反(製造、所持)の疑いで都内の無職男性を逮捕した。公安部は製造目的などについて、寺沢容疑者を追及している。
このTATPは、アセトンやオキシドール、塩酸、エタノールなど薬局などでも入手できる原料で生成が可能で、わずかな衝撃や加熱、静電気でも爆発しやすく、大きな破壊力があるとされていて、2005年7月のロンドン同時爆破テロでも使われたとされている。
今回の摘発は、男性容疑者が都内の薬局で、爆発物の製造に必要な固形燃料などの在庫の有無を尋ね、不審に思ったこの薬局が通報したのがきっかけだそうです。
たかがオキシドールといっても不適切な購入をする人には、改めて、留意する必要がありそうです。
関連情報:TOPICS 2005.07.19 オキシドールは、テロ関連物質として管理徹底を
参考:読売新聞6月12日
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070611i216.htm
朝日新聞6月12日
http://www.asahi.com/national/update/0611/TKY200706110269.html
共同通信6月12日
http://www.47news.jp/CN/200706/CN2007061101000828.html