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2007.02.28 OTC鎮痛剤が高血圧のリスクを高めるかもしれない
アスピリンやアセトアミノフェン、イブプロフェンやナプロキセン(米国はOTC)などのNSAIDSの常用が、高血圧のリスクを高めるとする論文が、Arch Intern Med 誌の最新号に掲載されています。
Frequency of Analgesic Use and Risk of Hypertension Among Men
(Arch Intern Med. 2007;167:394-399.)
http://archinte.ama-assn.org/cgi/content/abstract/167/4/394
この研究は、高血圧の既往歴がない男性医療専門職16,031人を4年間追跡調査したもので、4年後に高血圧となった1,968人について、OTC鎮痛剤の使用の有無を調べています。
それによれば、1週間ほとんど毎日(週に6〜7日)アセトアミノフェンを飲んでいた人は、鎮痛剤を飲んでいなかった人に比べ、高血圧のリスクが34%高くなったそうです。また同様に、NSAIDSを飲んでいた人についても38%、アスピリンを飲んでいた人についても26%リスクが高くなったそうです。
なお女性については、2002年に女性看護師を対象に行われた同様の研究が発表されていて、こちらでも同じような結果が得られています。
Frequency of Analgesic Use and Risk of Hypertension in Younger Women
(Arch Intern Med. 2002;162:2204-2208.)
http://archinte.ama-assn.org/cgi/content/abstract/162/19/2204
関連情報:TOPICS 2005.08.21 大衆薬成分の鎮痛剤が高血圧のリスクを高める(米国研究)
参考:Popular painkillers can raise heart risk
(MSNBC 2007.2.26 ロイター通信配信)
http://www.msnbc.msn.com/id/17349180/