☆ 織原 義明 (おりはら よしあき) 活動報告 (2003年5月〜12月) |
○市議会12月定例会本会議12月16日 大日様西側シンボル・ロードに関わる公聴会に出席(市民会館)
委員会付託の以下の原案をすべて可とした。
・議案第73号 足利市表彰条例の改正について
・議案第74号 足利市人権尊重の社会づくり条例の制定について
・議案第75号 足利市特別会計条例の改正について
・議案第77号 足利市民会館条例の改正について
・議案第78号 足利勤労福祉センター条例の改正について
・議案第79号 足利市企業誘致条例の制定について
・議案第80号 足利市堀里ニュータウン下水処理施設補修基金条例
の制定について
・議案第81号 足利市地区計画の区域内における建築物の制限に関する
条例の改正について
・議案第82号 足利市営住宅条例の改正について
○議会改革推進協議会理事会
本会議での「一問一答・対面方式の導入」の答申時期に関して、
市民に一層わかりやすい議会実現のため、当初、平成17年2月末まで
とされていたものを前倒しし、早期に答申することになった。
下記、1,2の正式名称では中身がわからないが、いずれも大日様西側12月15日 民生教育常任委員会、民生教育常任委員協議会
シンボルロードに関わる公聴会である。
1.「足利佐野都市計画道路3・5・102号家富町堀込線の
変更に関する公聴会」
・意見陳述33名予定だったが、実際の意見陳述は4名のみだった。
・意見陳述から
・2年前に270名余で反対したにもかかわらず、行政は粛々と
この計画を進めるだけである。住民の声に耳を傾けない。
・シンボル・ロード計画の起源は、同地区区画整理計画より2年
遅く、道路拡張の必要性から始まったものではない。
・同道路の交通量は現状でも問題なく、けやき小学校で止まって
しまう道を広げるメリットはない。
2.「足利佐野都市計画道路3・6・102号織姫井草線ほか
2路線の都市計画の変更に関する公聴会」
・1.に引き続き、別室で行われた。
・内容的には同様。
コメント)
公聴会を行うという行政の姿勢は評価できるが、師走のこの時期
に行うのはどうなのだろうか。実際に意見陳述も予定33名に対し
4名のみ、傍聴者も10〜15名程度しかいなかった。
実際にそこに住んでいる住民の声をあらためて聴き、この計画の
必要性と比較して、何が市民のためになることなのか、もう一度考
え直すべきではないだろうか。
○民生教育常任委員会12月11日 市議会12月定例会本会議
・議案第77号 足利市民会館条例の改正について
・議案第78号 足利勤労福祉センター条例の改正について
→いずれも原案を可とした。
・請願第2号 公的年金制度の改善に関する請願
→不採択となった。
コメント)
内容的には賛同する部分もあったが、財源の問題などが
あいまいであり、私も不採択とした。
○民生教育常任委員協議会
「あしかがファミリー・サポート・センターの設立について」
の説明がなされた。
・ファミリー・サポート・センター
育児の援助を行いたい者と、援助を受けたい者とが相互に
援助し合う活動を支援
議案第83号「平成15年度足利市一般会計補正予算(第4号)について」12月10日 市議会12月定例会本会議にて一般質問を行う。
足利銀行の破綻に伴う、市制度資金融資枠の拡大について、
新たに4億円を追加し、融資枠を11億円に拡大するための
補正予算を可決した。
市当局から、今回の措置に至るまでの経緯、本市の対応について等の11月26日 両毛五市若手議員懇談会研修会に出席
説明があった。
本市の対応について
(1)市役所内に市民相談窓口を設置
(2)資金需要に対しては、市内金融機関へ協力を要請
(3)本市の指定金融機関は引き続き足利銀行
各分科会に分かれてのグループ討議が行われた。11月20日 市議会臨時会等
1)総務:「市町村合併及び両毛広域圏の連携について」
2)市民生活・福祉:「公共交通運行事業について」
3)文教:「子育て支援策について」
4)産業・環境:「公設民営市場について」
5)建設・水道:「中心市街地活性化について」
私は5)の「中心市街地活性化について」の分科会に加わった。
各市ごとの事情の違いはあるにせよ、この件はどの市も抱える問題である。
はたして中心市街地活性化は本当に必要か?という疑問も投げかけられた。
私は「人がまた住むようにすることは必要」という立場から意見を述べた。
○全員協議会11月11日 都市防災推進セミナー(東京)に参加
○市議会臨時会
○民生教育常任委員会
○歴史都市調査特別委員会理事会
市議会臨時会で、市職員の給与および市長や市議会議員の報酬削減が
決められた。
これにより、約2億円強の経費削減となる。来月から実施する。
コメント)
全員協議会では、国民健康保険料の値上げについて当局から説明があった。
景気の低迷や企業のリストラなどにより、被保険者は増加しているにも
かかわらず、低所得者の軽減世帯の増加などにより歳入は減少している。
また、昨年10月からはじまった前期高齢者制度により、これまで国が負担
していた分が市にまわされることになり、極めて厳しい財政運営が強いら
れることになってしまった。
しかし、だからといって安易に値上げをしていいものでもないであろう。
この件は12月議会で十分に議論をしたい。
足利青年会議所から今後の足利における教育に関して10月20日 歴史都市調査特別委員会研修会、全員協議会、民生教育常任委員協議会
・足利学校を念頭においた「愛郷心・道徳心」を持った子への教育内容
・教育委員会、PTAのNPO化による足利独自の魅力ある学校づくり
・どんな子もいきいきと学校に通える環境づくり
・教育都市(人材育成都市)構想
の4つのテーマが提案され、個々について意見交換を行った。
○歴史都市調査特別委員会研修会10月18日 歴史都市構想推進会議設置準備会「筑波地域の見学」
テーマ:足利市の歴史と文化財について
講 師:文学博士 前沢 輝政 氏
○全員協議会
・中央地区学校跡地活用について
・平成16年度予算編成方針について
・国民健康保険税(医療費分)の見直しについて
○民生教育常任委員協議会
・足利市飼い犬猫のふん害等の防止に関する条例の基本的考え方について
コメント)
歳入の根幹である市税収入は、来年度も前年比で減収となる見込みである。
一方で少子高齢化に伴う扶助費や特別会計への繰出金、公共施設の維持管理費
などの歳出は増加し、財政の硬直化が進んでしまうとのことだった。
足利市の財政は、これまでにもまして大変厳しい状況に追い込まれている
ことをしっかりと受け止めて、来年度予算の審議にあたる所存である。
研修会:決算報告について10月15日 足利市都市デザイン委員会
視察:足利学校、まちなか遊学館、太平記館
足利市観光の中心、足利学校とその周辺の市関連の施設を視察した。
コメント)
足利学校にある不断梅(冬になっても実が落ちない)などは、
うまくアピールすれば合格祈願の象徴となるのではないだろうか。
当局もいろいろ考えているようだが、いまひとつ消極的に感じた。
前回の現地視察による一次審査の結果を踏まえ、10月11,12日 環境行政改革フォーラム(東京)に参加
建築文化賞と建築文化奨励賞(新設)の二次審査が行われた。
建築文化賞一候補に関しては、委員の異論なく決まったが、
その他の候補、また、新設の建築文化奨励賞に関しては、
予定時間をオーバーして議論された。
前回提出された素案について最終的な話し合いが行われた。10月1日 足利市都市デザイン委員会
再度表彰と重複表彰の廃止、特別功労表彰の廃止などを
改正することで話がまとまった。
今後は、改正案に基づいて条例文そのものも現代的な表現に
書きかえられ、市長に提出される予定である。
新たに建築文化奨励賞をもうけることになった。9月27日 市政報告会
これは「建築文化賞はしきいが高い」との批判に応える側面もある。
しかし、建築文化賞の次点ではなく、新しい足利を創出するまちなみ
にふさわしいものを対象とする賞である。
また、建築文化賞の一次審査が行われた。
応募のあった13ヶ所(現地)を見て回った。
新規会員になって最初の会議。9月25日
・委員長、副委員長の選出
・各部会(足利学校、鑁阿寺、草雲史蹟)への配属
→私は草雲史蹟部会になった。
市議会9月定例会本会議9月22, 24日 決算審査特別委員会
・9/12本会議にて付託された案件事項の承認
議会改革推進協議会
・市議会交際費のホームページ掲載が承認された。
コメント)
6月定例会一般質問で、市長に対して市長交際費のホームページ掲載を
求めた。回答は「検討する」だったが、議会が掲載を決めたので、市長も
早急に実施していただけるものと思っている。
「教育基本法の見直しに反対することを国に求める意見書採択の請願」9月16日 足利市表彰条例改正市民検討委員会
の審査が行われた。
見直し賛成、反対の両意見があり、継続審議となった。
2回目の会議。表彰条例改正の素案が提出された。9月12日 市議会9月定例会本会議
素案の主なポイント
・再度表彰と重複表彰の廃止
・特別功労表彰の廃止
・経費削減:現行の約240万円から100万円程度に
素案には各委員とも概ね賛成だったが、条例の文言が古すぎるといった
意見もあり、条例文の全面改正も今後検討されることになった。
公共施設等のあり方庁内研究会の設置9月6日 女と男のフォーラム実行委員会主催「今輝いて生きる!女と男」に参加
一般質問の答弁より、本年6月から公共施設等の集中化や民営化など
について、庁内(市役所内)で研究会が設置されたことがわかった。
コメント)
市民が納得する税金の使われ方を考える際、公共施設の合理化や
サービス向上などは、避けて通れない問題である。
市当局からの報告を待つだけでなく、議員としてこの問題にも積
極的に取り組んでいきたい。
竹中ナミ氏の基調講演より9月3日 全員協議会
・障害者に対する意識は各国で異なる。
・日本はまだ、福祉はできないことを補うという意識が強い。
一方、アメリカは福祉はその人のできることを引き出すという意識である。
・障害者の学生(大学):アメリカは7%、日本は0.09%
コメント)
竹中さんのお話は男女平等という枠よりもさらに大きな
人の平等に対する話で、大変勉強になった。
「差別は数、多い人がルールを作っている」という言葉が、
特に印象に残った。
1.提出案件について8月22日 経済産業省官僚による研修会(宇都宮)に参加
(1) 平成14年度足利市一般会計継続費精算報告書について
(2) 平成14年度足利市土地開発公社の経営状況を説明する書類について
(3) 平成14年度財団法人足利市体育・文化振興会の
経営状況を説明する書類について
(4) 平成14年度財団法人足利市民文化財団の経営状況を
説明する書類について
(5) 平成14年度財団法人足利市緑化・公園管理協会の経営状況を
説明する書類について
(6) 平成14年度財団法人栃木県南地域地場産業振興センターの
経営状況を説明する書類について
2.平成14年度社会福祉法人足利市社会福祉協議会事業報告及び決算について
3.平成14年度社団法人足利市シルバー人材センター事業報告及び決算について
テーマ:「特区構想について」8月21日 白鴎大学付属足利中学校、旧東小学校現地視察
・規制の特例措置の提案
自治体だけでなく、企業、個人、NPOなど、
どのような主体からも提案可能
→これは関係法令等の改正で、実際のハードルは高い
・特区計画の認定申請
規制の特例措置を選択し、特区計画に記載。
内閣総理大臣へ申請できるのは自治体のみ。
ただし、民間から申請内容を自治体に提案することはできる。
→この段階では法令等の改正はないので、比較的容易
コメント)
特区は自治体自身が提案し、責任を負うという点で、
今後の地方分権推進にもプラスになるであろう。
また、特区は自治体間の競争でもあるので、
地域活性化にどれだけ役に立つか、という視点を忘れてはならないと思う。
全員協議会8月15日 毛野小学校大久保分校視察
・旧西小学校に関わる裁判の経過等について
・足利インタービジネスパーク及び西久保田工業団地等への
企業誘致促進策について
・財団法人足利市体育・文化振興会と
財団法人足利市緑化・公園管理協会との統合について
議会改革推進協議会
・はじめての会合で、今後の協議会の進め方について話し合われた。
民生教育委員会
・戸籍届出の本人確認事務の実施について
現在、競馬場どのようになっているのか?8月4日 群馬県伊勢崎市議会「改革クラブ」と研修会(意見交換会)
跡地利用が決まるまでの有効な使い道はないのか?
といった声があり、現地視察を行った。
プールや野球場は、五十部運動場として市直営
プール:昨夏の実績は2,850人/35日 小人60円、大人140円
野球場:3面ある。夏から秋にかけて土日は予約が多い。
また、グラウンドゴルフにも利用されている。
公園:近隣の保育園、幼稚園の利用が多い。
夏場は利用者が少ない。
コメント)
私も子供の頃は、このプールをよく利用した。
しかし、今では利用客は少ないようだ。
安いだけでは、現在のニーズにマッチしていないということであろう。
現在の利用状況は、有効活用されているとは言い難いが、
跡地利用が決まれば、そこまでなので、それまでの間、
お金をあまりかけずに有効利用する方法があればいいのだが、、、。
足利市と伊勢崎市両議会のシステムの違い7月30日 両毛五市若手議員懇談会定期総会:太田市
・足利市議会では、全議員と市長をはじめとした執行部側との
全員協議会がたびたび行われるが、伊勢崎市議会では、合併
問題などの重要案件以外は全員協議会が開かれない。
その代わりに各種委員会がたびたび開かれるようである。
・足利市では個人として一般質問をすることができるが、
伊勢崎市は会派単位である。
・伊勢崎市では、今後の人口増加に伴う学校問題がある。
(ある面うらやましい)
定期総会のあと7月22日 全員協議会、歴史都市調査特別委員会、民生教育委員会(市役所)
(1)「人間国宝」大隅俊平氏 太刀制作工程の様子
(2)Pal Town 城西の杜
を視察
「Pal Town 城西の杜」は、太田市の土地開発公社により開発された分譲地である。
また、NEDO:新エネルギー・産業技術総合開発機構(経済産業省の外郭団体)が
公募した「集中連係型太陽光発電システムの実証研究」の試験地にも決まった。
全員協議会7月12日 歴史都市構想推進会議設置準備会「富田地域の見学会」
・中央地区学校跡地活用基本方針及び対応について
・両毛地域卸売市場統合準備会議の設立について
・「足利英会話教育特区」の認定申請について
歴史都市調査特別委員会
・役員の選出
民生教育委員会
・株式会社両毛食肉センターの経営概要について
・足利市生活路線バスへの広告掲載について
・平成14年度事業経過報告および収支決算について6月30日-7月5日 IUGG(国際測地学・地球物理学連合総会)に私費にて参加:札幌市
・平成15年度事業計画案および収支予算について
・平成15年建築文化賞表彰の方針について
建築文化賞は格式高い賞であるが故に、
しきいが高く応募しづらいとの批判もあった。
そこで、より多くの方に応募していただけるよう、
新たな賞の設置などについての議論が行われた。
都市建設部、総務部関係の研修会6月25日 新人議員行政自主研修会(市役所)
・土地区画整理事業
・市営住宅の現状
・年度末の工事ラッシュの理由について
・人事担当事務の概要
・パブリック・コメント制度の概要
など
市民福祉部、産業・環境部関係の研修会6月24日 市議会6月定例会本会議
・市内の社会福祉法人の現状
・国民健康保険の概要
・公共下水道事業の概要
など
その後、社会福祉協議会を視察
民生教育常任委員会および協議会
委員会:足利市運動場条例の改正について
協議会:協働のまちづくり推進会議の設置について
行政が、NPO(民間非営利組織)やボランティアのパートナーとして、
まちづくりを協働で進めていこうという趣旨だが、具体像は不透明だった。
前半は北川正恭前三重県知事の講演、後半は清水聖義太田市長との対談。
講演より)
これまでの利害調整型から目的達成型の知事を目指した。そのためには、
知事の権限は今以上に強くなければならない。しかし、長くやると独裁に
なってしまうので、期限 付きであるべきである。
県民に満足していただくためには、政策決定過程、予算作成過程からの
情報公開がキーになる。
情報公開の先は→情報提供→情報共有→情報共鳴
要求型の民主主義は、衆愚政治になるので、住民の自己責任も必要である。
マニュフェスト:政治における期限付き、数値付き、財源付きの工程表を示す。
保護者からの意見を聞いた。
5月末に保護者への説明会があったが、「どうせ事後報告、何を言っても
変わらない」とあきらめて出席しなかった保護者もいた。
校舎の規模を今より小さくして駐車場を広げたら?という意見もあった。
・平成14年度足利市一般会計繰越明許費繰越計算書について
・平成14年度足利市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書について
・(仮称)東分署建設用地等の取得について
・平成15年度社会福祉法人足利市社会福祉協議会事業計画及び予算について
・平成15年度社団法人足利市シルバー人材センター事業計画及び予算について
学校教育の現場を見学した。昨日と一昨日が中間テストで、テストの解説授業が多く、
通常の授業が少なかったのは残念だった。でも、なぜテスト期間に学校公開なのか?疑問が残った。
テーマは「デフレ」
デフレの要因を人口減とする新見解は大変興味深いものがあった。人口増が景気回復の方策だとすると、人口が減り続けている今の足利では、景気回復が見込めないということなのか?
行政の会計(公会計)に関する研修会に参加。5月12日 新議員研修会:議会、行政全般の説明と市庁舎まわり
納税者負担の有効性を考えた場合の一例として、江東区における乳幼児保育の話があった。母親が122万円/年を稼ぐために、江東区は0歳児一人あたり566万円/年の税金を支出して子供を預かっている、とのことだった。これならば、母親に122万円支給したほうが、安く上がることになる。
税金はその有効性まで考えて使わないと、思わぬムダを生んでしまう可能性があるということだろう。