2017年10月

2017年10月

・10月の中・下旬、明治期築造の旧外蔵の屋根瓦と雨樋の修繕工事を行った。
瓦の交換や漆喰による補強・調整、銅製雨樋の雨漏り防止等々。この建物は自前の車庫を経て洋食レストラン、現在は和食レストランと変遷しているが、屋根瓦を葺き替え車庫としてからおよそ40年、増改築しレストランへの賃貸物件としてからおよそ30年が経過した。場所柄、有効活用しての建物・景観等の保護。近い将来、次の手は?(10/27)

・市民の「まちおこし」のシステムの成功事例には大別して二通りある。一つは地域の住人・商店主が協調・連携して行う“集団のシステム”、二つは住人・商店主それぞれが独立独歩で個性的に「街(まち)のため」を意識した取り組みを行い、結果として地域全体が輝く“個々のシステム”である。いずれにしても情熱をもって汗をかける「人」がいるかどうかが肝心かも。(10/23)
・昨日、フジテレビの2時間ドラマの撮影が当館及びこの周辺で行われた。金曜プレミアム「赤い霊柩車㊲」。当館は隣接のゲストハウス松香庵を含め、朝6時から夜9時過ぎまでのスパンで撮影環境独特の雰囲気に包まれた。2階の撮影会場以外の大半の部屋は着替え・メイク・控・休憩室等で使用された。著名俳優の裏舞台での言動、また、テキパキと進行する監督をはじめ40~50名のスタッフにプロとしての聡明さを改めて感じた。ムービーもたまにはいいものだ。放送日は未定。(10/19)
・衆院選後半へ。森友・加計問題などに疑念は残るが、さりとて自民党以外の政党に任せるわけにもいかない、といったところか。国は議院内閣制でいわゆる政党政治、地方は二元代表制で市長等と議会が対峙の関係にある。地方議会に12年間在籍していた頃を時々思い出すが、信念に基づく政策・施策を強引に貫き通した結果、時の市長と前市長を敵に回した自分。だが、後悔がない。(10/16)
・政界では「一寸先は闇」という言い方をよくするが、この語源は大正期の足利出身の衆議院議員・横田千之助が表現した「政界寸前暗黒」にあると、2008年1月の日経新聞(編集委員)は報じている。先月の衆議院冒頭解散により総選挙が10月22日(日)に設定されたが、希望の党が立ち上がってから諸政党や立候補予定者に大混乱が生じている今、まさに「政界寸前暗黒」を感じている関係者は多いだろう。原敬や高橋是清を支え、大正デモクラシーを実質的に牽引した横田のような“暗黒”であってほしいもの。(10/3)
・女子ゴルフ界にすごい選手が出てきた。千葉県我孫子GCで行われた日本女子オープン選手権ファイナルラウンドの畑岡奈紗18歳。昨年に続いての連覇、しかも20アンダー。世界トップの申ジェ(韓国)が2位と、寄せ付けないほどの快挙だった。松山英樹とともに国際舞台での活躍を大いに期待したい。(10/2)