・中央地区まちづくり会議総会が27日(月)に開かれた。当地区は大日西地区とともに面的整備(区画整理)事業が約10年間、行政の都合で休止状態となり、数年前に再開された前代未聞の所。20年ほど前、「市民と行政の協働のまちづくり」を掲げて地元説明会に乗り出した、当時の行政やその後の経過を冷静に振り返ってみたが、やはり市長の判断・洞察力等、トップの力量の無さが市民を混迷させてしまうものとつくづく。「行政の継続性」を思うにせめて、行政はこの10年間で市民・地権者に与えた損害を償うような、誠意ある事業の推進に努めるべきではないだろうか。
・当館で4度目の「はなうつわ」が25日(土)と26日(日)に開かれた。準備は24日、片付けは27日だった。古民家+はないけ+うつわ+街歩きで、空間インスタレーション作品を巡る、当館で産声を上げてくれたアートイベントである。「職人たちの美しい技の残る古民家と次の時代を担うはないけ・うつわ作家のコラボレーション。はなとうつわの新しい楽しみ方や表現をぜひ、五感でお楽しみください」と、主催者は唱っていた。当館の一階では、はな作家が上野雄次さん、うつわ作家が小野澤弘一さん、二階では、はな作家が曽我部翔さん、うつわ作家が富田啓之さんだったが、いずれも人々に驚きを与えるほどの繊細さとスケールを感じさせる作品展だった。有料でも入場制限するほどの盛況ぶりで僕もびっくり。
・全米プロゴルフ選手権。ブルックス・ケプカが雄叫(おたけ)びを上げ、拳を振り下ろした。「全米プロ」史上5人目の完全優勝を成し遂げた。「人生で一番興奮した。最高だ」―と。最近の彼の「心・技・体」は圧巻。松山英樹は16位だった。
・当館で2度目の「平岩順子テキスタイル展」が8日(水)~11日(土)まで開かれた。大正から昭和初期にかけておしゃれな普段着として人気を集めた着物「足利銘仙」を家業とする家に生まれた、テキスタイルデザイナーの平岩順子さん。市内伊勢町の実家にアトリエ「JUNKO テキスタイル」を構え、祖父の残した「銘仙帳」をもとにデザインしたバッグや布小物「足利銘仙クラシココレクション」の製作を精力的に行っている人。まちの歴史や文化に関心を持ってもらえたらと、ここにも情熱家あり。
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