7月20日過ぎに梅雨が明け、本格的に暑い夏を迎えた。まさに猛暑だ。日中は35度を超え、また、40度に届きそうな酷暑の日も多い。雨の降り方にも異常性を感じるのは私だけだろうか。一体どうしたんだろうと、たびたび考える。テレビでは専門家を交えて異常気象の原因について解説し、併せて地球温暖化問題の議論も行われるのだがー。地球全体が狂ってきているのかもしれない。
沖縄・九州・四国・中国・近畿地方等は例年、記録が示している通り、位置的に台風等の影響を受けやすい。しかし、この地域でもここ数年は、過去に経験した事のない豪雨による土砂災害等を被り、犠牲者が出る事も多く、被害内容の甚大さが尋常ではない。同情はできても変わってやる訳にもいかず、悔しい。
南極の氷が溶けて海面は上昇中であり、二酸化炭素が増えて北極の氷が溶けると食糧難に陥るとか-? また、新興国では立木を輸出用として無制限に伐採しており、砂漠化は深刻な状態になっている。一方、地球全体で機密性の高い新建材が多用され、エアコン、パソコン、ゲーム、携帯電話等々、電化やIT社会は進化し続けている。本来地球が備えていた自然の節理が文明の力によって脅かされ、多くの“人災”が起こりやすくなっているとは言えないのだろうか。随分幼稚な発想と笑われそうだが、こんな夢を私は見る。世界中が経済、あるいは科学技術至上主義一辺倒になってしまったら、人間と自然が守ってきた地球環境は、一体どうなるのだろうかーと。世界中の政治家がもっともっと真摯に挑むべき、人類存亡をかけたテーマと言えるのではないだろうか。
「木を見て森を見ず」であってはならないと思う、真夏の夜。
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