2019年1月

2019年1月

 新年あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願い申し上げます。

 今年も中心市街地を明るく元気な地域にするため、いささかでもお役に立ちたいと、心を新たにしています。

 当館は公開してから22年、活用・保護を趣旨とする、国登録有形文化財に認定されてから15年が経過しました。この間、行政などの補助金は一切受けず、NPO精神により、夫婦2人3脚の“手づくり”で何とか運営してきました。

 数年前から市街地において、他の古民家の活用が空き家問題と相まって進展していますが、全国的にも古民家を再生させたレストラン、宿泊施設、セミナーハウス、福祉・交流施設、オフィス等々の成功事例が増加傾向にあり、私は大変嬉しく思っているところです。我が国の伝統工法による木造古民家がある程度、将来に引き継がれることを願っている一人です。

 今年も自身のため、街(まち)のために臨んで参ります。お力添えのほどよろしくお願いいたします。  (館主 松村和久)

・全日本卓球選手権、テニス全豪オープン、スキージャンプ、サッカー、相撲等々、1月のスポーツは人々に感動をもたらす好試合の連続で新春を飾ってくれたのだが、国の政治・行政において、またもや国民を愚弄する統計不正問題が浮上。滑稽とさえ思える政治家・官僚の言動が国民の不信感を増幅させている。屁理屈を並べ、非を認めようとしない組織的体質にうんざりの声多し。

・全日本卓球選手権男子シングルスで水谷隼が何と10回目のチャンピオン、女子は伊藤美誠が3冠(シングルス、女子ダブルス、混合ダブルス)の2年連続優勝を果たした。いずれも凄い! 女子については、ビッグゲームごとに若手の台頭が目立っており、何とも頼もしい限り。最近の日本卓球界は昔のように面白くなってきた。

・テニス全豪オープン男女。錦織圭は準々決勝でジョコビッチに敗れてベスト8位、まずまずか。ジョコビッチは決勝戦でナダルに勝って6度目の優勝を果たした。大坂なおみは、観る者の体が震えるほどの大奮闘で見事にトップの栄冠を獲得した。心・技・体が整ってきた感じがする。優勝に至るまでの何回かの逆転勝ちは、人間力を高めて自信を深めたと思うが、これから当分、なおみ選手は世界の人々を大いに興奮させることになるだろう。