2019年10月

2019年10月

・永遠のスター八千草薫さんが88歳で死去、また、日本人初の国連難民高等弁務官として難民支援に貢献した緒方貞子さんが92歳で死去。本当に偉い女性が二人、この世を去った。

・日本(千葉県習志野CC)で行われたゴルフ「ZOZOチャンピオンシップ」は、何とタイガー・ウッズが驚異の集中力で完全優勝を果たし、米ツアー歴代最多に並ぶ82勝目を挙げたが、これに迫る勢いで松山英樹が2位と善戦し、僕を含め、ファンを興奮させた。実に見応えのある戦いだった。

・主に東日本を襲った台風19号の被害が日に日に明らかになっている。多くの人々の生命や財産をも奪う大災害となってしまったが、被害額が栃木県内だけでも土木、農林業等で487億円超えとのこと(22日・火)。悲惨の一語に尽きる。地球温暖化のいたずらとも言われているが、自然界が経験則の通用しない時代になっているとしたら恐ろしい。

・福井県高浜町の「関電問題」が大きく浮上している。言語道断だ。
地元の元助役が長期にわたり、多数の関電幹部や建設業者等を相手に多額の金品を動かしていたことに伴う疑惑。金品授受については相当数、事実が判明しているとのこと。今後の調査を経て、特に関電が「説明責任を果たし、すべてのウミを出し切れるのか」と思ってしまうが、電気事業は公共事業であり、国民への背信行為があってはならない。

・当地域においても、市の建設行政に携わった幹部職員が退職後、地元建設業者で構成する組織に対し「使ってくれ」と、まるでタカリの如く居座ったことがあるらしい。もちろん給与を得るためだが、業者側がこれを受け入れざるを得ない何かの理由があるとしたら、高浜町で起きた問題とあまり差異はない。この者は、以前から麻雀を通じて地域政治家に接近したり、○○(役職)になったと吹聴したりして行政マンの品位を汚し、後輩職員に迷惑をかけてきたことが分からないのだろう。勤め人は、退職後の生き方でその真価が問われるもの。

・カタール・ドーハで世界陸上、日本でバレーボール男子W杯、ラグビーフットボールW杯とほぼ連日、観戦により多忙だった。陸上の20キロ競歩で山西利和が初の金メダル、男子バレーボールが大会初の8勝を挙げて4位と健闘、加えてラグビーW杯で日本代表が準々決勝まで進出し、日本列島を熱狂させた(20日・日)。特にラグビー初の8強入りは誠に立派で、予選リーグで連勝を重ねる日本選手団に拍手を送り続けた僕だった。50年前のラグビー早明戦、栃の葉国体ラグビー戦(足利会場)を思い出しつつ、涙腺までが緩んでしまったが、最後は「よくここまでやった!」―と爽快。スポーツは運動能力+頭脳の質が良くなければ勝てないもの。

・旭化成名誉フェローで名城大教授の吉野彰氏(71歳)がノーベル化学賞を受賞した(9日)。日本人のノーベル賞受賞は27人目。スマートフォンなどに広く使われるリチウムイオン電池を開発し、現在の情報化社会を支えるほか、地球温暖化の解決にもつながる成果として高く評価されたとのこと。スウェーデンの王立科学アカデミーは、「私たちの生活に革命をもたらし、人類に偉大な貢献をした」とたたえた。ノーベル賞受賞は、(世界の中での)日本レベルの一つのバロメーターと言えるかもしれない。