2021年7月

・下記は9日(金)午前9時、足利市長応接室において、中央地区まちづくり会議会長から市長に直接要望した本文の抜粋である。代表役員7名で臨んだとのことで、僕は同会議の相談役としてこれを承知。


        中央土地区画整理事業について(要望)

 足利市を施行者とする、みだしの事業の施行期間については、平成17年度から令和11年度までの25年間と定められているところですが、現在、16年が経過しても極めてスローペースの進捗状況から、施行期限までの完了を不安視する地権者が増加しております。
 およそ23年前、行政提案を受け、中心市街地活性化施策の中核として官民協調によりスタートした経緯がありますが、その後、休止・先送り問題もあり、当会議においては現在、今後に向けて非常に懸念しているところです。
 ご承知のとおり当地域の高齢化率は高く、この事業が地権者の心身の健康保持に大きく関係するとともに、ライフプラン、ビジネスプラン等に及ぼす影響も顕著なことから、ここに施行期限・令和11年度の順守について強く要望させていただきますので、特段にご配慮くださるようよろしくお願い申し上げます。


・行政がノーマルならば、この要望書の提出は必要ないのだが―と、残念。土地区画整理事業は住民参画型の公共事業なので、地権者にもっともっと気配りがあってほしいもの。地方自治法上の住民自治の精神、また、行政法上の住民主張の意義など改めて考えたりする昨今である。行政たるもの、いつまでも悪事を重ねてはいけない。
なお、“一事が万事”と言うが、仮にこの事業の改善・改革が進行したとしたら、将来の足利市の行財政運営に展望が開けるのではないかと、期待感も湧く。
ここ数か月において、新しい市長の判断、リーダーシップやいかに?

(参考)
例えば以前からの傾向として、国が打ち出した重要政策・施策において、マスメディアの報道や世論調査、専門家の論評・批判など国民の声を直接・間接に受けた政府が、速やかに方針転換等行うケースがしばしばだが、行政は常に国民(市民)を身近に意識して、より柔軟に推進すべき時代になっているのではないだろうか。

・連日の五輪の盛り上がりに比例してコロナ感染者が急増。東京都は、月末には4千人を突破し、同様に首都3県も急増へ。我が北関東3県も危うい状況になってしまった。感染力の強いデルタ株の広がりが深刻のようだが、一体どうしたことか。学校は夏休みに入り、来月はみんなが盆を迎えることになるのだーが。政府等は人流が心配というが、果たしてそれだけなのだろうか。

・東京2020五輪が開幕(23日)。コロナ禍の途上という異例のスポーツ祭典となり、コロナ情報と五輪情報で悲喜こもごもの日々といったところだが、卓球の混合ダブルスにおいて、決勝戦で中国ペアを見事に倒し、金メダルを獲得した水谷・伊藤ペアに心からの祝福を送る。特にラリー戦に持ち込んだ後の2人のプレーは素晴らしく、見応えのあるものだった。無敵を誇る中国によくぞ勝利した、歴史的快挙と言える出来事。

・このほか水泳、柔道、バドミントン、カヌー、体操、ソフトボール、野球、陸上競技等々、世界の超一流スポーツ・日本代表選手が毎日、目の前にいて元気を与えてくれることに感謝。

・大相撲名古屋場所千秋楽(18日)は、14戦全勝同士の横綱白鵬と大関照ノ富士の決戦となり、勝負としては、必死で戦った白鵬に軍配が上がった。ただ、素人目で見ても、どちらが横綱かと思わせるほど、あまりにも勝負のみにこだわった白鵬の戦いぶりに対し、僕は見苦しささえ感じてしまい、後味が悪かった。照ノ富士の横綱昇進が決まった今、来場所以降、改めてこの2人の「名勝負戦」をぜひ見せてもらいたいもの(21日)。

・GOLFの全英オープンは18日、コリン・モリカワ(米国、24歳)が逆転でメジャー2勝目を飾った。特に最終日のショット、パットは一段と冴えて素晴らしい試合展開を見せた。彼は日系4世なので、僕は以前から親近感を抱いていたが、タイガー・ウッズのような“大物”との評価もあり、今後がいよいよ楽しみ。松山英樹とプレーオフの戦いでもしたら、きっとシビレルだろう。なお、しばらく低迷していたジョーダン・スピースが2位につけ、回復ぶりを披露してくれたが、今後のツアーに重みが付くのではないか。

・当館に隣接する喫茶・雑貨「八蔵(はちくら)」(テナント)が10日(土)にオープンした。いまだコロナ禍にあり、さりげなくスタートしたようだが、連日、僕が予想したよりもはるかに来客数は多い。プレオープンの期間に夫婦で昼食したり、自家製ケーキやコーヒーを味わってみたが、期待できそう。全般的に味よし、ボリュームたっぷりに応じた代金になっているように感じた。特にテイクアウトして自宅でおやつとして食べたチーズケーキは、今までで最大かつ最良!