2021年4月

・中央地区まちづくり会議総会が開かれた(14日・水)。中央土地区画整理事業の地権者をベースとした会議であり、市民(地権者)の出席者数はまずまずだった。市側からも都市建設部長、市街地整備課長、都市計画課長のほか担当職員も多数出席し、官民合同による意見交換を中心として行われた。僕はあるべき論と悲観論、また、積極論と消極論等いろいろな角度から発言し、出席者の反応を伺ってみた。
「足利市衰退のシンボルのような中央・大日西土地区画整理事業。理不尽行政の典型になっています。担当部長から詳細情報を聴取の上、市長としての的確な判断を期待します」と、昨年、中橋架け替え事業が公表された後、僕は和泉市長に進言している。この2つの事業への投資は合わせて100億円規模。この内、約60%の60億円程度が市費(市民負担)、約40%の40億円程度が国の補助金として予定されており、ちょっとした公共事業だが、進捗は相変わらず極めてスローペースとなっていて不安はつのる。困ったものだ。行政が技術的に可能な施行期限・令和11年度までの完了を守ってくれることを切望する。それにしても、市民・地権者の一層の高齢化や他界問題等、行政はどの程度、僕たち市民の立場を考えてくれているのだろうか。
僕はかねてより、所期の目的から逸脱してしまったこの事業に問題意識を持っており、足利市の行財政運営が“重傷”から“重体”に陥らないよう、念じて止まないところでもある。

・変異株の感染が拡大傾向にあったりして、何ともコロナ感染防止対策の難しさをひしひしと感じる今日、この頃。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の効果は果たしてあるのかどうか―と。それにしても、政府の判断には納得できるケースが少なく、困ったもの。

・コロナ禍の中、GOLFの松山英樹と水泳の池江璃花子の目の覚めるような戦いぶりは、僕たちに夢と希望を与えてくれた。難関に対しての情熱あふれるチャレンジは、人々に感動をもたらすものとつくづく。なお、米国で活躍するプロ野球選手・大谷翔平もすごい。
国のリーダー層にあるべき政治や行政に携わる方々よ、人としてスポーツや芸術文化の世界に学ぶべきこと多し。

・松山英樹がジョージア州オーガスタナショナルGCで行われた2021マスターズにおいて、多くの期待を担ってついに優勝した。僕は日本人初のメジャー制覇という歴史的快挙の場面を観戦できて嬉しい。(11日)。松山の3日目後半の切れ味のあるプレーぶりから僕は、「今回は勝てる」と大いにワクワクし、最終日は早朝から緊張しつつ6チャンネルを見入った。だが、さすがの松山も後半はショウフェレの追い上げもあってかボギー3つを叩いてしまい、どうなることかとヒヤヒヤさせられたのだが、逃げ切ることができて歓喜。

・女子水泳の池江璃花子は、東京五輪の代表選考を兼ねた日本選手権で11本のレースに挑み、100メートルのバタフライと自由型、50メートルのバタフライと自由型で優勝し、大会4冠を達成した(10日)。病を患ってから2年、猛スピードの復活ぶりに感心するばかり。2種目のリレーのメンバーとして東京五輪出場を決めた池江だが、「これからどんどんタイムを上げていくための課題が見つかり、それを楽しみにして頑張りたい」―と、ますます前向きだ。スポーツ能力はもとより、性格も頭脳も根性も超一流!

・恒例の春季コスプレイベントを3日(土)と4日(日)の2日間にわたり開催した。今回は受付・更衣の場所として通2丁目のプラザハマダ2階ホールをお借りしたが、スムーズに運営することができた。コロナ禍であり、消毒やマスク着用等に気を使ったが、参加者は注意事項をきちんと守った上で楽しんでくれていた。「刀剣乱舞」は根強い人気、また、「鬼滅の刃」に加えて「呪術廻戦」の人気が急上昇か。

2021年3月

・大相撲春場所千秋楽(28日)は、関脇照ノ富士が大関貴景勝を押し出し、12勝3敗で3度目の優勝を決め、大関復帰へ。3度目の殊勲賞も手にした。それにしても、大関から序二段まで落ちた照ノ富士だったが、よくぞ2年で大関に復帰したと感心するばかり。膝を痛めながらも豪快な相撲と根性は立派!

・東京五輪の聖火リレーが28日、福島県に続いて本県が担い、本市でスタートとなったが、鑁阿寺に向かう走者は我が家の前を走行、一隊をキチンとカメラに収めた。大会組織委員会はオンライン記者会見で、足利市内の出発地と到着地周辺で密状態が発生したと指摘したが、特に問題はなさそうだ。そこそこの盛り上がりを見せた。僕にとっては2度目の東京五輪で楽しみ。

・ストックホルムのフィギュアスケート世界選手権が終了(27日)。今回は初出場の男子・鍵山優真(17歳)が健闘して銀メダルを獲得した以外は、羽生結弦をはじめ男女とも日本勢が振るわず、残念だった。北京冬季五輪に期待!

・当館に隣接する貸店舗のテナントが確定し、梁川健人・理紗夫妻と正式契約した(22日、大安)。6~7月頃から若手夫婦の2人3脚をベースとした新店舗になるが、まちおこしの観点からも大いに期待!

・21日まで延長されていた1都3県のコロナ緊急事態宣言は、専門家を中心に心配論が高まる中、ほぼ予定通り解除された。「命と暮らしの両立」からか菅総理の政治的判断だろう。その後、桜の開花に合わせるように、大都市圏を中心にコロナ感染者が増加傾向にあってまた心配へ。ジワジワと広がる変異株も気になるところ。

・和泉市長から、106haまで延焼した足利市山林火災の鎮火が宣言された(15日)。事後の検証が極めて重要。(確定された延焼面積は167ha)

2121年2月

・21日(日)に両崖山(西宮町)から発火した山林火災は、周辺106haの範囲まで延焼してしまったが、鎮圧宣言(3/1)が出てホッとした。実は、僕が所有する両崖山南東側(本城1丁目)の雑木林に飛び火して一部が炎上、また、この裏側にも杉林を所有しているので、現場の近くまで数回、足も運んだ。住宅や人的な被害がなかったことは幸いだった。山林火災の多くが人為的ミスによるものであり、出火原因が気になるところ。

・メルボルンで行われた全豪オープン女子テニスにおいて、大坂なおみが2年ぶり2度目の優勝を果たした(20日)。大坂は1回戦から7試合を勝ちぬいたが、心・技・体の充実を感じさせる素晴らしい出来栄えだった。とりわけ準決勝では、この道第一人者のセリーナ・ウィリアムズ(39歳)に完勝し、世代交代を思わせた。なお、今大会4回戦で大坂が最も苦戦した、元世界ランク1位のガルビネ・ムグルサ(スペイン、27歳)との戦いは、歴史的好ゲームとして忘れることができない。

・五輪組織委員会会長の森喜朗氏が女性蔑視発言とその後の記者会見の内容により、多くの人の怒りを買って結局辞任に追い込まれた。東京オリパラ開催における直近の「人災」が森氏の失言だったと言えよう。元々、女性軽視の言動を取ってきた森氏だが、男女平等色の強い、オリパラ・国際舞台でウッカリ「本音」が出てしまったかもしれない。後任人事も話題性があったが、冬季五輪メダリストの女性、橋本聖子氏が火中の栗を拾う結果となった。

・菅総理大臣の長男などによる、総務省幹部との相当数に及ぶ会食疑惑が浮上した。今度も週刊文春(2/11号)から。総理は、「独立後の親子は別人格」を強調しているが、世間はどう見るか? 安倍総理の昭恵夫人問題、菅総理の正剛長男問題―と、何かが狂っているように思う。それにしても利害関係を有する業者への総務省幹部のブザマな対応には呆れてしまう。

・女子水泳の池江璃花子がジャパンオープン2020の自由形決勝で2位(7日、学生新記録)、東京都オープン2021の100メートルバタフライで3位、また、50メートルバタフライで1位(学生新記録)となって立派。この選手の泳ぎを見ていると、次第に嬉し泣きが始まってしまう。

・コロナ緊急事態宣言が出されていた我が栃木県は、8日(月)に解除された。しかし、他の都府県については継続され、今後も危ぶまれるところであり、注視。

2021年1月

・月末のコロナ状況は一応好転へ。ただ、新規の感染者数は減少傾向にあるが、重症・死亡者数の高止まりや医療体制のひっ迫はまだまだ続いており、予断を許さないところ。緊急事態宣言の2月7日の全面的解除はあり得ないと思われる。

・大相撲1月場所。幕内は意外な大栄翔勇人(27歳)が初優勝を飾った(24日・日)。埼玉県朝霞市出身、追手風部屋。初日から積極的な突き押しスタイルが冴えて上位陣を総なめし、13勝2敗。同時に殊勲賞と技能賞も獲得した。関脇照ノ富士は11勝4敗で技能賞。朝之山と正代はともに11勝4敗、貴景勝は全く振るわずに途中休場。稽古環境に恵まれた追手風部屋の大栄翔とともに十両でも剣翔が優勝したが、相撲界にもコロナの影響ありか。

・全日本卓球選手権女子決勝の石川佳純対伊藤美誠戦は見応えがあった(17日)。世界に躍進するホープ伊藤(20歳)ではあるが、優勝した、27歳のベテラン石川の“試合巧者”を感じさせる絶妙な戦いぶりに僕なりの拍手を送った。この東京五輪代表の2人に、ますますの期待感が高まる。

・新年早々の7日、国のコロナ緊急事態宣言が東京、神奈川等1都3県に再発令されたが、これを追うようにして13日、我が栃木県を含む大阪、京都、福岡等7府県が追加された。僕の身近にもコロナが襲ってきて警戒感が強まる。菅首相は、全国的感染拡大を食い止め、好転させたいとしているのだ―が。

新年のご挨拶

 新年、あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いいたします。

 昨年は新型コロナでウンザリ、政治でウンザリ、経済でウンザリの年でした。これらは残念ながら現在も継続していると言わざるを得ない状態ですが、回復を切に願わずにはいられません。
 こうした中、昨年暮れのフィギュアスケート・全日本選手権での羽生結弦と紀平梨花の圧巻の演技は、僕たち国民に「生きる力」を与えてくれました。
 今年は1日も早く当館でのアート展、婚礼前撮り・コスプレ撮影、映画・テレビドラマ撮影、各種イベント等の復活、隣接するゲストハウス松香庵の活況などに取り組んでいきたいと、思いを新たにしているところです。
 また、森林を愛好する者としては、NPO法人まつむら森林倶楽部により、本城1丁目の山林(両崖山)での活動を前進させたいと思っています。この入口付近の砂防工事(県事業)も順調に進行しているようですので。
 なお昨年、行政から近隣の「中橋架替え構想」が公表されたことに伴い、長年、当地域が抱える「土地区画整理事業問題」についても、機会を捉えてシフトしてみたいと思っています。
 年頭にあたり、関係皆様のご健康とご多幸を心から祈念いたします。