2020年3月

・大相撲の東関脇朝乃山が大関昇進へ(3/25)。朝乃山は史上初の無観客開催だった先の春場所で11勝4敗の成績を残した。僕も連日のように声援を送っていたので、嬉しい。大関朝乃山の口上は「愛、正義、一生懸命」と発したが、一流政治家を自認する人たちもこの言葉をぜひ肝に銘じてほしい。

・東京五輪2020が新型コロナウイルスのパンデミックにより1年程度、延期となった(3/24)。我が国としても国際的にも止むを得ない状況下での判断は正しい。来年こそ、東京五輪・パラリンピックをぜひ観戦したいもの。

・先の森友問題再燃かー? 自殺した財務省近畿財務局の男性職員赤木俊夫さんの妻が国などに損害賠償を求め提訴した。これを受けて国会で野党が安倍総理などに「再調査」を要求したが「再調査しない」―と。調査を受ける立場の者が調査しないと回答するのは、おかしな国・日本になってしまうのかな?

・2万2167人が犠牲となった東日本大震災から9年が経過した(3/11)。津波や東電福島第1原発事故による避難者は依然4万7737人に上る。住民の帰還の動きは鈍く、生活再建も道半ばとのこと。この事故・被害を風化させてはいけないとの多くの声に僕も共感。

・この大震災直後の4月、僕は4度目の市議選をしくじった。元市長に不信感を抱いて遠ざかり、また、近隣から若手複数の立候補があり、さらに街なかの人口・有権者の減少は著しく、危ない選挙を自覚しての戦いだった。ただ、満65歳を迎えようとしていた時のこの「転換」は、我が人生においてはプラスに作用できたと思っている。爾来、政治的中立や社会的公平を基本スタンスとし、自身の原点である森林整備5か年計画を立てて実行、また、当館(古民家)活用などを本格化させて自由に心身を集中させることができている。50歳(市職員の時)のライフプランが73歳の今、結果的におおむね予定通りなのが面白い。「バッジなんか付けなくても社会に貢献することはいくらでもある」と、オヤジの生前の言葉は正しく、今がまずまずならば過去もすべて良き思い出になるものだなと、つくづく思っているところ。

・地元のシネマにて映画「グッドバイ」を夫婦で観賞してきた(3/2)。実は我が記念館での撮影シーンが結構あるはずなので、独特の雰囲気を抱いて臨んだものだった。太宰治の未完の遺作「グッド・バイ」をスクリューボールコメディとして戯曲化された作品だが、大泉洋&小池栄子主演のほか、松重豊、木村多江なども見事に演じており、久しぶりに面白い作品との出会いでもあった。あの時、監督(成島出)や著名俳優と交わした会話などを思い起こしたりして、僕だけの楽しい時間にもなった。

・東京マラソンで2時間05分29秒の日本新記録を樹立して東京五輪代表を勝ち取った大迫傑選手(3/1)はアッパレ。早稲田の後輩である。僕はテレビで最初から最後まで観戦していたが、実にドラマチックなレース展開となって感動。だが、世界は強豪揃いとのことで「五輪でメダル争いするには難しい」との声が多いらしく、あと一歩の前進へフレーフレー大迫!