2015年4月

・例の福島原発事故以来、早くも4年が経過。この間、被災地域・住民の痛々しい状態、また、国のエネルギー政策・施策に係る諸問題がたびたび公開されてきた。しかし、次第に一部国民の課題とされ、風化しつつある事が残念でならない。ドイツとは国情が異なる、とのマイナス思考で済まされる問題なのか―と私は考える。40年、50年先を見据えて臨むべきが政治の本来の姿ではないだろうか。先進国日本!
・足利の宿/ゲストハウス「松香庵」が3月、スタートした。静かに立ち上げようとしていたが、新聞社やテレビ局の取材・報道に恵まれた事は想定外だった。栃木県南地域で初、また、北関東でも先例は極めて少ない。当面は閑古鳥が鳴くだろう。この動機や趣旨が広く世間に周知され、親戚、友人等から激励もいただいた。遅ればせながらHPをアップしたので、これから本格的PRに取り組んでいきたい。ならば楽しく、また、公共感覚をベースーに。
「タイから友達2名が訪日し、あしかがフラワーパークに行くので松香庵に泊めたい」との電話連絡あり。「歓迎します」―と。
・久し振りに気分転換を兼ねて山に入った。ここ数年、毎年刈り払っていた雑木林にまたまた篠竹が増幅、里山の自然環境から私への“仕事”を授かった。昨年、実験にて斑入りのアオキの種を蒔いていたが、新芽が何本も出ていて喜び、また、ネットで取り寄せたヤマボウシ等の苗木を植えてきた。山に入るにも目標設定が大切―と。ただ、入山者のマナーの悪さに腹立たしい思いもある。他人の山に侵入し、密かにゴミの不法投棄、山イモ・カタクリ・その他草木の奪取等、行う人の心底やいかに?
一段落した杉・桧林の間伐事業により、従来の林道・作業道以外に細かく道が入り、森林散策がより楽しくなりそうな予感がした。最近、現代アートの専門家から「里山で作品展示をしたい」との要望を受けて5月、現地にご案内する予定。いよいよ新緑の季節へ、ワクワク―。