百年名家

―人々の営みを支えてきた家屋には、暮らしを彩る様々な工夫があります。そして、そこには人々が受け継いできた物語があります。その古き良き日本の文化に触れ、未来に繋ぐ「暮らしのヒント」を探します(抜粋)―

 これはBS朝日より毎週日曜日の正午から放送されている「百年名家」の番組解説である。実は9月29日(火)の午後、当記念館がこの撮影取材先となった。

 出演者は旅人として俳優・タレントの八嶋智人(ヤシマノリト)さんと女優の牧瀬里穂(マキセリホ)さん。案内人として足利工業大学建築学科准教授(工学博士・一級建築士)の渡邉美樹(ワタナベミキ)先生だった。カメラ等撮影関係スタッフは15名ほどだったか。

 私と家内が取材に応じる形式だったが旅人、案内人、スタッフの皆さんに助けられて何とか無事に終了する事ができた。自然体とは言えノー原稿で場当たりに説明していた私なので、あとは編集者の腕にすがるしかないと思っている。

 ディレクタ―、プロデューサーの方々、くれぐれもよろしくお願いします。取材、誠にありがとうございました。

 それにしても久し振りに映画、テレビ等の第一線で活躍する芸能人と3時間近く交わったが、さすがにプロとの印象を強く受け、刺激をもらった。表現、笑顔、ジョークなど頭の回転が実にいい。プロのプロたる所以か。

 「百年名家」の放送は5年続いているとの事だが、これは珍しいそうである。視聴率が比較的良いのかな―。スポンサーは古民家再生と森林に情熱を燃やす住友林業(株)で、スケールに格段の違いこそあれ同社のスタンスは私と同様である。