2017年9月

・20年ほど前かな? 「まちおこし、まちづくり」を口にする人が多くはなっていたが、なかなか実践できる人は少なかった。勉強している人でも行政に“もの申す”のタイプが圧倒的に多く、理論先行、言行不一致だったものだ。しかし、最近は街(まち)のために自ら汗をかく市民が増える傾向にあることは喜ばしい。米国元大統領・ケネディーの「国があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたが国のために何ができるかを考えよう」の名演説を思い出す。行政力と市民力がそれぞれ調和して高まることが、足利のより良いまちおこし、まちづくりの決め手になりそうだ。役所・企業等組織においても、また、市民ボランティアにおいても、みんなで留意すべきことはただ1点、「個性的人材の重視・登用」。(9/9)
・問題としていた当館の避雷針の修理、また、雨樋の交換工事について、北面を除きおおむね行うことができた。8月28日(月)に足場を組み9月1日(金)に撤去。この間実質、工事は29日(避雷針)と31日(雨樋)だった。足場があることによりプロの工事は極めてスムーズに進み、まずまずの出来栄えになっている。避雷針は過去2回の積雪による氷化、銅製の雨樋も90数年にわたり使用したので降雪・台風・酸性雨などの影響も受けて傷みが進行していた。当館の景観上のシンボルのような避雷針については今般、およそ3年ぶりに直立不動の状態に戻り、気分がいい。これも古民家文化の一つかもしれない。しかし、古民家の活用や保護を期待する人は多いが、現実はそうそう簡単なものではないことも広く知ってもらいたいもの。(9/5)
・早朝の庭木の手入れ、庭園整備・掃除等は8月の盆を境に峠を超えた。しかし、せっかく5・6時の起床がおおむね定着しているので頭を切り替え、今度は近くの渡良瀬川の公園に自転車で乗り込んでウオーキング、ジョギング、体操などに時間を費やすようにしている。今の年齢と体力をわきまえて無理はしない。大きな空の下、また、太陽に向かって汗をかくのはいいものだと改めて感じているところ。朝食がうまい。これがいつまで続くか分からないが、フリーターらしく、季節に応じて早朝や夕方などを有効に活用した心身のトレーニングは、今後とも試行錯誤しつつ柔軟に取り組んでいきたい。(9/2)