足利市役所

足利市役所庁舎 時々、地元の市役所本庁へ行く。私が職員・市議として40年近く通った、言わば活動の拠点だった。思い出も多い。久し振りのためか、どの職場でも暖かく迎え入れてくれる。もっとも、職員の市民に対する接遇のあり方の基本中の基本ではあるのだ―が。
 私は28年ほど前から、人事課で職員研修の責任者を6年間務めたが、この時入所した新採用職員の大半が、概ね40歳~50歳のスパンにあって中堅幹部職員。彼らの逞しく成長した姿に接するたびに感慨無量である。公務員は公務員なりにドラマの中の役割を演じていて多分、時として泣いたり、笑ったり、怒ったり、我慢したりしている日々であろう―と。
 エレベーター内の案内表示を見ると、4階の市長室が目に入る。ここに和泉君がいる―。同じWマンとして彼を知るが、特に学生時代の彼の印象・好感度は高く、記憶がよみがえる。ほぼ50歳になったか―。人柄がいいだけに心配もするが、A社で揉まれただろうから大丈夫―と。市長職は“市役所統括本部長・最高責任者”である。
 この世代のパワーを中心に、これからの足利のまちを牽引し、創造されたい、頑張れ!―と、心に叫んだある日。