2015年5月

・テニスの錦織圭、バルセロナオープンで2連覇。ツアー通算9勝は日本選手で単独最多となった。これからまだまだ期待できる彼のファイトと集中力。
・足利学校が初の日本遺産に認定された。私が生まれ育った地域のシンボルであり、嬉しい。子どもの頃、よくターザンごっこして管理者に怒られた事が懐かしい。学校・孔子様は足利の宝物。
・この時代、極めて小さな自治会は形骸化が一層進行し、本来の民主的運営形態とは異なる様相を帯びてくるものと、只今勉強中。
・鹿沼に木質バイオマス発電所。栃木県内3つ目で出力1万8千キロワットの最大規模となる。ようやく日本の森林や国産材に企業・社会の目が向いてきたのかな? 政治・行政も遅れないように。ビジネス=社会貢献=地球貢献!

県議・市議選

 足利の県議・市議選が4月、終わった。街が静かになった。県議選では市議として8年間、私の仲間だったスギちゃん(杉田 勉)は2度目のチャレンジも惜敗だった。2年以上前だったか、酒に酔った勢いからの電話を受けたが「お互い良い思い出だけ残そうな」―と。今回、長男・光君が市議選で5千票近い票を得てトップ当選を果たした。
 市議選ではやはりかつての仲間だったトミちゃん(中山富夫)とクロちゃん(黒川貫男)が地元規模に応じた、まずまずの票を獲得して当選した。ベテラン議員としてそろそろ、後進の指導にも十分留意願いたいと思っている。
 トミちゃんの議長誕生は比較的スムーズだったと記憶しているが、私が副議長を務めた翌年、クロちゃんの意思を確認し、次の副議長候補に推挙し、強引に成就させた事は思い出深い。当時、市議会内では“松村の権謀術”などと陰口も叩かれたようだが、私の大義はあくまで「足利のため」だった。今期近々、クロちゃんが議長ポストの有力候補と推察しているが、市政を牽引する立場に就いて、より積極的に奮闘願いたいものと念じている。
 マーちゃん(斎藤昌之)が当選、市議会に復帰した。良くぞここまで踏ん張ってきた、と拍手喝采。県議でなく市議として末永く活動されたい。彼は市議会・市役所内で物議を醸すかもしれないが、望ましい地方議員の姿を現実化させる事に努めるだろう。多分、政策・施策面で是々非々の言動を遂行できる、数少ない議員として活躍するのではないか。私は市議時代、重要案件に関し、彼の正面からの堂々たる挑戦を受け、本会議で論戦を交わした事がある。政策論争であり、わたらせテレビを見ていた市民から「議員同士でバリバリやっている。驚いた」と、極めて珍しい光景に映ったようだ。表決では私の論理がいささか勝ったのか事なきを得たが、心の中では「敵ながらあっぱれ」と彼を評価した。物事にはいくつかの選択肢があるのが当然だから―。
 市政運営に取って毒にも薬にもならないタイプの市議、また、いわゆる“選挙屋市議”は少なければ少ない方がいいのだが、有権者にはなかなか真実のほどは分からない。選挙ブローカーがまだまだ跋扈している事を耳にするが情けない事である。市民レベルなのか?―。小さな選挙だけに、候補者のどの陣営にも少なからず陰湿・陰険なニセ支持者がいると言われるが、それでも当選者はこの修羅場を乗り越えてきたのである。ぜひ、公約の実現に向けて頑張って欲しい。

2015年4月

・例の福島原発事故以来、早くも4年が経過。この間、被災地域・住民の痛々しい状態、また、国のエネルギー政策・施策に係る諸問題がたびたび公開されてきた。しかし、次第に一部国民の課題とされ、風化しつつある事が残念でならない。ドイツとは国情が異なる、とのマイナス思考で済まされる問題なのか―と私は考える。40年、50年先を見据えて臨むべきが政治の本来の姿ではないだろうか。先進国日本!
・足利の宿/ゲストハウス「松香庵」が3月、スタートした。静かに立ち上げようとしていたが、新聞社やテレビ局の取材・報道に恵まれた事は想定外だった。栃木県南地域で初、また、北関東でも先例は極めて少ない。当面は閑古鳥が鳴くだろう。この動機や趣旨が広く世間に周知され、親戚、友人等から激励もいただいた。遅ればせながらHPをアップしたので、これから本格的PRに取り組んでいきたい。ならば楽しく、また、公共感覚をベースーに。
「タイから友達2名が訪日し、あしかがフラワーパークに行くので松香庵に泊めたい」との電話連絡あり。「歓迎します」―と。
・久し振りに気分転換を兼ねて山に入った。ここ数年、毎年刈り払っていた雑木林にまたまた篠竹が増幅、里山の自然環境から私への“仕事”を授かった。昨年、実験にて斑入りのアオキの種を蒔いていたが、新芽が何本も出ていて喜び、また、ネットで取り寄せたヤマボウシ等の苗木を植えてきた。山に入るにも目標設定が大切―と。ただ、入山者のマナーの悪さに腹立たしい思いもある。他人の山に侵入し、密かにゴミの不法投棄、山イモ・カタクリ・その他草木の奪取等、行う人の心底やいかに?
一段落した杉・桧林の間伐事業により、従来の林道・作業道以外に細かく道が入り、森林散策がより楽しくなりそうな予感がした。最近、現代アートの専門家から「里山で作品展示をしたい」との要望を受けて5月、現地にご案内する予定。いよいよ新緑の季節へ、ワクワク―。

2015年3月

 日本はマスクの国になるのではないかと思うほど“マスク人間”が増加している。私は庭で防虫剤や除草剤を撒く時は必ずマスクで顔を覆うが、普段はあまりしない。インフルエンザや花粉対策等理由はあるのだが、その人の本当の顔が分からなくなってしまう恐れがあるのではないか。しかし、その方がみんなの幸せになるのかな―と、思ったりもするーが(笑)。

2015年2月|著者|百田尚樹、小説・永遠の0(ゼロ)

 2年ほど前だったか、久し振りに589ページの「永遠の0」を読み切った。夢中になり、わずか2・3日のあっという間だった。昨年はこの東宝映画、また、2月はテレビ東京の3夜にわたる約6時間ものも観賞したが、いずれも涙腺がやけにゆるんだのはどういう訳か。